「日本から学んだ生産方式を取り入れています」
by ウインフリード・キアシャーゲル 第2回

WPサスペンションの機能を創業地オランダからオーストリアに移設するミッションに取り組むウインフリード・キアシャーゲル。WPサスペンションはKTMの標準装備のサスペンションブランドである前に、高性能なサスペンションブランドのアイコンにもなっています。そうした高性能な製品造りは、どのような現場から生まれるのでしょうか。

W・キアシャーゲルはWPサスペンションのマネージャーであると同時に、KTMのレーシング・マネージャーでもある。

W・キアシャーゲルはWPサスペンションのマネージャーであると同時に、KTMのレーシング・マネージャーでもある。

日本のKTMファンへのメーセージは、やはり”READY TO RACE”であった。

日本のKTMファンへのメーセージは、やはり”READY TO RACE”であった。

「我々は生産ラインで働く人にWPサスペンションという会社が如何に走行の安全、性能に大切な役割を果たしているのか。それを体験してもらうために、レッドブル主 宰のKTMルーキーズカップの現場に雇用する若いスタッフを送り込むトレーニングをしています。もちろん、現場を見学するのだけではありません。サスペン ションエンジニアとして、ライダーの要望や、チームとのコミュニケーションを学び、その結果がどうなったのかについても学びとります。時間との戦いであ り、結果との戦いです。これは大きな経験となります。また、1年間を掛けて組立工場全体の行程を経験することで、WPサスペンションの製品に対する理解も 深めるトレーニングもしています。これは高い性能と、高い品質の両方を求められるサスペンションというパーツにとってとても重要なことなのです。これは日 本から学んだ生産方式です」
WPサスペンションはKTMのOEM製品は勿論、他メーカー向けのOEM製品やアフターマーケット用スペシャルサスペンションの生産もしています。WPサスペンションの機能、性能こそKTMのプロダクトに不可欠なものであり高性能と走る楽しみをもたらします。
最後にキアシャーゲルに一言メッセージを頼むと、迷うことなくノートに書き入れた言葉は「READY TO RACE」そして、大きな右手をひねって見せたのです。