中村浩史の125 DUKEのある生活 第7回
DUKEの走りがMotoGPライダーを動かした!?

2011年4月に袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた125 DUKEのプレス向け試乗会。初乗りで体験させてもらった模擬レースで、楽しさを知りましたねぇ。

2011年4月に袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた125 DUKEのプレス向け試乗会。初乗りで体験させてもらった模擬レースで、楽しさを知りましたねぇ。

ここまで125 DUKEでの街乗りのことばっかり書いてきましたが、僕がDUKEを買ったもうひとつの理由は「ミニバイクレース」でした。たしかに125ccっていうと、行動範囲に限りがあるし(これは本人のヤル気次第だけどさ……笑)、有料道路に乗れないことがあったり、それがこれまでの125ccのデメリットではあったんだよね。
その代わり、僕は新しいアソビを見つけたわけです。それがミニバイクレース。たとえば250ccクラスに比べて、ミニバイクのレースに出られると。250ccとなると、さすがに「ミニ」じゃなくなっちゃって、出られるレースが限られちゃうからね。

ミニバイクレースってのは、ハッキリした定義があるわけじゃないんですが、まぁミニコースやカートコースでやってる、ってことくらいかな。筑波サーキットじゃなくて筑波1000、ツインリンクもてぎでも北ショートコース。だいたい全長1000mそこそこのコースが多いですね。僕の場合は、群馬県の榛名モータースポーツランドでのレースに出場しています。

オープン150クラスに、もちろんDUKEは…っていうか125ccで出場は僕だけ。「お、デュークだ!」って、結構な注目度の高さでした。

オープン150クラスに、もちろんDUKEは…っていうか125ccで出場は僕だけ。「お、デュークだ!」って、結構な注目度の高さでした。

クラスは、“150オープン”ってクラスです。150cc以下なら出てきてヨイ、と。なんせ、125ccなんてクラス自体がいままでのミニバイクにはなかったワケで、MFJレディスロードレースの基準排気量にもなっている150ccクラスに、マイナス25ccのハンデを承知で出場しよう、と。最初は出られるレースもなかったんだから、これくらいのハンデは問題ないもんね。
ちょうど、僕が125 DUKEを買ったのを知って、あるライダーが興味を示してくれました。スズキのMotoGPマシンの開発を担当している、青木宣篤選手です。

「ナカムラっち、デューク買ったんだって? 今度のハルナのレース、それでおいでよ」
スズキの開発と同時に、榛名モータースポーツランドのミニバイクシリーズを主催しているノブくん。それより以前は、一度ゲストとしてCBR150で150ccオープンに出させてもらったことがあったんです。

――お、出てもいいの? んじゃDUKEで行くよ♪
こうして、榛名のレースに出場することになったんですが、そのレースっぷりはなかなか難しい。なんせマフラー交換済みのCBR150との混走なので、パワー差が歴然。ちなみに僕は、保安部品にテーピングを施しただけのドノーマルでの出場でした。

これが初レース。今後のテストのためもあって、まずはドノーマルで出場しました。ミラーとナンバープレート外しただけですな(笑)

これが初レース。今後のテストのためもあって、まずはドノーマルで出場しました。ミラーとナンバープレート外しただけですな(笑)

朝のフリー走行、予選、そして決勝レースと、やっぱり150勢には立ち向かうことも難しく、順位はどれも見事に真ん中へん。ただ、ストレートで抜かれてもブレーキングで、コーナーや立ち上がりで差を詰めるのが、なんとも燃えるんだよね(笑)。これ、パワーで優るマシンに対して、コーナリングで迫るアルバロ・バウティスタのスズキGSV-Rみたいだよねぇ(←そんなことないよ……笑)。

レースが終わって、ノブくんとひとことふたこと。
「いやぁナカムラっち、よかったよ」

――なんだよ、150にまるで歯が立たなかったんだもん、いいとこナシじゃんか。
「違うんだよ、あれがいいんだ。あれがこれからのミニバイクレースの姿だと思うんだよ」

――ん? ナニ言ってんだ??
どうやら、僕と125 DUKEの走りが、レース主催者としてのノブくんの、新しいヒントになったみたいなんです。