撮影禁止区域で見た、なるほど!なKTMの風景。

どんな人がどんな場所でどのような気持ちでKTMを造っているのか。それがFACTORY TOUR企画のキッカケでした。紹介が可能な部分、そして撮影禁止場所のため、せっかく見たのに紹介出来ない、いかにもKTMな部分もありました。そこ で、撮影禁止区域で見た、なるほどこれがKTMという“モノ”をお伝えします。

6月のこと。作業台に並んだ690RALLY REPLICA。ラリーに向けカスタマーから受注したモデルをレース部門で仕上げていました。隣にはファクトリーライダーのバイクも。長距離ラリーの決め手はライダーの技量と対応力。そしてバイクの完成度と信頼性です。その両方を兼ね備えている690RALLY REPLICAは正に市販されるファクトリーマシンそのもの。ワークショップを通り抜けるとやや暗い倉庫に巨大なモノが置かれています。ガラっとシャッターを開けるとそれは巨大なサポートトラックでした。建設機械を思わせる大経のタイヤ、高い車高。映像で見る広大な砂丘をこれが越えてくるのです。スゴイ! 荷台はパーツを入れる引き出し(といっても金属製のケースを使った耐久性を優先した造り)がずらり。チームをタフに支えながら進む影の功労者です。

6月のこと。作業台に並んだ690RALLY REPLICA。ラリーに向けカスタマーから受注したモデルをレース部門で仕上げていました。隣にはファクトリーライダーのバイクも。長距離ラリーの決め手はライダーの技量と対応力。そしてバイクの完成度と信頼性です。その両方を兼ね備えている690RALLY REPLICAは正に市販されるファクトリーマシンそのもの。ワークショップを通り抜けるとやや暗い倉庫に巨大なモノが置かれています。ガラっとシャッターを開けるとそれは巨大なサポートトラックでした。建設機械を思わせる大経のタイヤ、高い車高。映像で見る広大な砂丘をこれが越えてくるのです。スゴイ! 荷台はパーツを入れる引き出し(といっても金属製のケースを使った耐久性を優先した造り)がずらり。チームをタフに支えながら進む影の功労者です。

ロードレースのファクトリーチームのガレージに入るには何重にもあるセキュリティーコントロールを通る必要がありました。このトビラを開ければいよいよファクトリーチームのガレージ、という手前にあったオフィスの棚に飾っていたトロフィー群です。日本グランプリの戦利品も置かれていました。栄光はその瞬間から過去になるのさ、と物語るかのように、グランドスタンドからの歓喜の雄叫び、トロフィーや盾の輝きといった祝勝ムードはそこからは綺麗に抜けているように思えました。そう思ったのは、そのトビラの先にある光景を見て、今を過去にするレース開発の現場を目の当たりにしたからかもしれません。

ロードレースのファクトリーチームのガレージに入るには何重にもあるセキュリティーコントロールを通る必要がありました。このトビラを開ければいよいよファクトリーチームのガレージ、という手前にあったオフィスの棚に飾っていたトロフィー群です。日本グランプリの戦利品も置かれていました。栄光はその瞬間から過去になるのさ、と物語るかのように、グランドスタンドからの歓喜の雄叫び、トロフィーや盾の輝きといった祝勝ムードはそこからは綺麗に抜けているように思えました。そう思ったのは、そのトビラの先にある光景を見て、今を過去にするレース開発の現場を目の当たりにしたからかもしれません。

このプレートが下がっていたのは、プロトタイプモデルやショーモデルが置かれていた倉庫でした。「ああ、それなら撮ってもかまわないよ」と言われて撮影した直系1メートルはあろうかというメダルをかたどったプレートには、1980年代当時のKTMのCIロゴとオーストリア国旗、チェッカードフラッグがデザインされ、世界チャンピオン・モトクロス250㏄と書かれています。獲得した年も誇らしげです。中でも1984年と翌1985年は今もKTMのレース活動はじめ、WINGS FOR LIFEなどの活動で活躍するハインツ・キニガドナーが獲得したときのもの。  ところで、長身のキニガドナーは手のひらが大きい。どうしてそんなに手が大きいの? と聞くと「ライバルを追い抜くためさ」と、左右の手を交互に伸ばし、先を行くライバルの襟首を掴むような仕草をするのです。世界の頂点に立つような人は言うことも違う! と妙に可笑しくなった会話でした。

このプレートが下がっていたのは、プロトタイプモデルやショーモデルが置かれていた倉庫でした。「ああ、それなら撮ってもかまわないよ」と言われて撮影した直系1メートルはあろうかというメダルをかたどったプレートには、1980年代当時のKTMのCIロゴとオーストリア国旗、チェッカードフラッグがデザインされ、世界チャンピオン・モトクロス250㏄と書かれています。獲得した年も誇らしげです。中でも1984年と翌1985年は今もKTMのレース活動はじめ、WINGS FOR LIFEなどの活動で活躍するハインツ・キニガドナーが獲得したときのもの。  ところで、長身のキニガドナーは手のひらが大きい。どうしてそんなに手が大きいの? と聞くと「ライバルを追い抜くためさ」と、左右の手を交互に伸ばし、先を行くライバルの襟首を掴むような仕草をするのです。世界の頂点に立つような人は言うことも違う! と妙に可笑しくなった会話でした。

これはレースガレージの中で見た研究用のマシンです。無くなってしまった250㏄クラスのレーシングマシンや、125クラスのフレームに4ストロークエンジンを搭載したら? GPモノなどの発想を具体化させてみたのがこの2台。ともに EXC/SXシリーズの450、250㏄の水冷単気筒エンジンを載せています。感触を掴む溜めに造ったスタディーモデルだ、との事です。カウル下側に空いた丸いエキゾーストエンドが、DUKE同様、エンジン下に排気系がまとめられている事を物語ります。これらのバイクを使ってレースカテゴリーの可能性までも探るKTM。なにより「オモシロイよ、これ」が楽しいのが一番、と物語ります。RED BULLルーキーズカップなど、レースの裾野の拡大にも心を砕くKTMらしい作品だと感じました。

これはレースガレージの中で見た研究用のマシンです。無くなってしまった250㏄クラスのレーシングマシンや、125クラスのフレームに4ストロークエンジンを搭載したら? GPモノなどの発想を具体化させてみたのがこの2台。ともに EXC/SXシリーズの450、250㏄の水冷単気筒エンジンを載せています。感触を掴む溜めに造ったスタディーモデルだ、との事です。カウル下側に空いた丸いエキゾーストエンドが、DUKE同様、エンジン下に排気系がまとめられている事を物語ります。これらのバイクを使ってレースカテゴリーの可能性までも探るKTM。なにより「オモシロイよ、これ」が楽しいのが一番、と物語ります。RED BULLルーキーズカップなど、レースの裾野の拡大にも心を砕くKTMらしい作品だと感じました。