中村浩史の125 DUKEのある生活──第1回
18歳の僕に、戻してくれた。

フリーの編集者でありライターの中村浩史さんは、ほとんど毎日125 DUKEに乗っている。

フリーの編集者でありライターの中村浩史さんは、ほとんど毎日125 DUKEに乗っている。(写真提供:モーターマガジン社)

オートバイ乗りには少なくないんだろうけれど、僕はほとんど電車に乗ることがない。基本的に、どこへ行くにもバイクか、クルマ。その割合は8 : 2ってところかな。
荷物が多い時、家族で出かける時はクルマ、その他はほぼバイク。友人の結婚式にだって、スーツ積んでバイクで行くし、エッ! バイクで来たの?って言われるの、快感だしね。
だから、ずっとバイクは2台持ち。1台は大きいの、もう1台は街乗り。ここ数年は、理想の街乗りバイクを探して、コロコロ乗り替えてた。250ccや125ccのスクーター、オンロードタイヤ履きのオフロード車、100ccのミニバイク。でも、なーんかしっくりこない。
で、この春に登場した125 DUKEに乗った時、ビビッときた。コ、コレハ! 僕の考える街乗り車にピッタリじゃんか、と。

125ccのメリットって言うのは、もちろん経済性。燃費がいいし、車検がないし、任意保険はクルマの付帯でかけられる。デメリットは、安かろう悪かろうで、走りも作りも、ホントにチープ、ってこと。走りはそれなり、装備も最低限で、「まぁまぁ125なんだから、そんなもんだ」で済ませちゃう。

ジャーナリスト向けのサーキット試乗会に参加して、一目で気に入ってしまった、とか。

ジャーナリスト向けのサーキット試乗会に参加して、一目で気に入ってしまった、とか。

もちろん、国産の125ccのことを言ってるんだけど、今の125ccクラスは、とにかくコストを抑えて安全な乗り物を作ろう、って点で素晴らしく良く出来てる。狙う土俵が違うんだ。

けれど125 DUKEにはそれがなかった。オトナが乗って大丈夫な車格、腰砕けのないサスペンション、倒立フォーク、デジタルメーターに、フューエルインジェクション、6速ミッションの水冷DOHCエンジン。
KTMというレースにも力を入れているブランドに見合うクオリティがあって、僕は125 DUKEにいっぺんに恋してしまった。発売3ヵ月前のメディア向け試乗会で「買いますコレ!」って宣言したもんね。

9月に納車になってしばらく。もう片道20kmの通勤に使い始めているし、近場ならどこへ行くのだってDUKE。もう、用もないのに外へ出るのが楽しくなってきちゃう。
この気持ち、生まれて初めてバイクを買った、18歳の頃の気持ちにそっくりなんだなぁ! 最近、惰性でバイク乗ってるな、バイクに乗ってもあんまり楽しくないなって方、125 DUKEをお試しあれ。(続く)