KTM埼玉 古宅廣年さんインタビュー 第2回
KTMだからこそ、楽しみ方が広がるんです。

KTM埼玉の古宅廣年さん。エンデューロレースやオフロード走行会、また海外ツアーなどを企画し、ユーザーと一緒に楽しんでいる。

KTM埼玉の古宅廣年さん。エンデューロレースやオフロード走行会、また海外ツアーなどを企画し、ユーザーと一緒に楽しんでいる。

オレンジブログ(以下オレブロ):前回に引き続き、よろしくお願いします。KTM埼玉ではオフロード系バイクの販売が多いと聞いています。オン、オフの割合はどれぐらいなのでしょうか。

KTM埼玉 古宅廣年さん(以下古宅さん):ADVENTUREシリーズをオフロードバイクとしてカウントすれば、お客様のおよそ8割がオフロード系です。オフロードから新しいオフロードモデルへの代替えのお客様、そのお客様からご紹介いただいたお客様を含めオフロード系が多いです。

オレブロ:そんな古宅さんから見たKTMのオフロードモデルの変遷を教えて下さい。
古宅さん: EXCは年式によってガラッと性格が変わることがあります。低中速重視の年代もあれば、もっと高回転型になる年式もあります。ああ、ISDEのコースが変わったのかなぁ、とか、エルズベルグロデオは2ストモデルに拮抗すべく4ストモデルも変化したのかなぁ、などと想像を巡らせています。

オレブロ:今年発表になった2012年モデルのことをどう予測されていますか?
古宅さん:ニューモデルは250、350、500という新しいモデルが出てきました。まだ乗っていませんが、上のほうでビュンビュン回るような性格なのかなぁ、と想像しています。2011年モデルの250SX-F、350SX-Fのようなイメージですね。
3時間エンデューロでもペース配分しないとライダーが疲れてくるのかもしれません。あたかも「事前に発表しておきますので、カッチリ体鍛えておいて下さいね」と言われているような(笑)。

パワーパーツのストックも充実している。

パワーパーツのストックも充実している。

オレブロ:今年、ダカールで10連覇を決めたKTMファクトリーのバイクもレギュレーションに合わせて450ラリーへと進化しました。ラリーも小排気量軽量バイクの時代が来ています。その辺についてはいかがでしょうか。
古宅さん:ファラオに参戦した時、625SXCというLC4エンジンのバイクで参加するつもりでした。耐久性もある。トルクもある。その時、一緒に参加する方にそのバイクを使ってもらい、私は450EXCを改造して参加しました。でも実際に現場で感じたのは、パワーやトルクよりも軽さの恩恵です。450を低中速型に振ってくれば乗りやすく軽く感じますから。

オレブロ:なるほど。軽さが命。
古宅さん:660ラリーと690ラリーは乗ったことがあります。690ラリーはだいぶ軽く感じました。450ラリーはまだ乗ったことはありませんがもっと軽いはずです。
以前、ダカールラリーに参戦するために690ラリーを納車させていただいたお客様がいます。その方が、フランスでエントリーの書類のやりとりを現地でしている最中にラリーが中止になったことがありました。その方はアフリカでダカールが再開されたらまた参加したいとお考えのようです。今度は450EXCを改造して参加をする、とおっしゃっています。

KTMJAPAN特製の990SM Tポストカード(4種類)を、ご来店の方にはプレゼントしているという。

KTMJAPAN特製の990SM Tポストカード(非売品、4種類)を、ご来店の方にはプレゼントしているという。

オレブロ:450EXCをラリーに……。
古宅さん:たとえば、LC4の640 ADVENTUREと450EXCに640 ADVENTUREの燃料タンク、カウルを移植したバイクで砂丘地帯に入るとします。
450ベースだったら、あの砂丘の向こうはどうなっているんだろう、という軽さからくる余裕が生まれますが、640だと砂の中ではなかなかそうはいきません。重たいですから。
想像できる遊び方に合わせていろいろとやってみる。EXCはラリーに使わない、という前提では考えません。ラリーのスタート地点でも、たしかに大半は690ラリーですが、プライベーターがEXCベースに思い思いの改造をしているバイクも意外と多いんです。
様々なシチュエーションを想像しながら、ああしてみよう、こうしてみよう、と自分にあったバイク作りをするところから楽しめますし。実際に走ってみると、それが正解だったり外れだったり(笑)。でも、技量や体力、体格に併せてチョイスすることも作戦ですよね。

オレブロ:そんなオフ色の強いKTM埼玉ですが、オンロード系のエピソードはありますか?
古宅さん:刺激的なオフロードの遊びをしていて、まだオンロードバイク系の遊びをしていないのかもしれません。それでも去年まではオンロードのサーキットも楽しい、ツインリンクもてぎで行われているもて耐に参加していました。250EXC-Fに前後17インチのホイールを履いてロードタイヤを履かせたバイクで参加です。
もちろん、お客様も誘い込んでチームを作りました。私自身、楽しかったのですが、もてぎのラインが解らず苦戦。2回転びました(笑)。

「これからもバイクの楽しさを追求します!」──この笑顔がたまりません!

「これからもバイクの楽しさを追求します!」──この笑顔がたまりません!

オレブロ:オフロード系ライダーはオンロードでの転倒話をあっけらかんとしますよね(笑)
古宅さん:車検の時、普通、「ここワイアリングして下さい」とか言われますが、うちのチームの250EXC-Fは「ドロ、落として下さい」と言われました(笑)。綺麗にしてあったんですが。ちょっと恥ずかしかったです。その場でドロを落として……。カルチャーショックです(笑)。

オレブロ:他にもありますか?
古宅さん:もて耐はライダー交代しながら走る耐久レースなので、エントラントは普通、コクピットに時計を装備しています。それでライダー交代までの時間をライダーが把握できるようにするわけです。そうしたことを知らなかった僕達は急遽、ハンドルのところにキッチンタイマーを付けたりして。ニワトリのカタチをしたやつでした。恥ずかしかったので、スタート直前までそれにウエスを掛けて隠してみたり(笑)。
走っていても、ステップが路面に擦る。もっと寝かすと今度は前後のタイヤがステップを軸にして浮いてしまい、転倒です。バイクを起こして、曲がったレバー類を元に戻してぱっと行こうとしたんです。そうしたらオフィシャルに停められて「メディカルチェックを受けて下さい」と。ちょっと滑って転んだ感覚だったので、ええ!と思ったんですが、じゃ、パドックに戻ろうと、ついグラベルを突っ切って行こうとしたら「そっちは走っちゃだめです!」と。
そんな一部始終がピットのモニターで映し出されていて(笑)。

オレブロ:オフロードライダーならではのエピソードですね。
古宅さん:もて耐はちょうどEXCモデルの納車ラッシュの時期と重なっています。8月でイベントとも重なったりしているので、大変なのですが、もて耐はまた参加したいのですね。

オレブロ:楽しいお話をありがとうございます。
最後に古宅さんが実際に走って体感したPOWER PARTSのリコメンドをお伝えします。

(写真左)KTMネックブレースです。最近、装着する方が増えていますよね。ラリーなどでスピードを出す競技で怪我をする人を見ていますが、手足の骨折は時間が経過すれば直って行きます。しかし、脊髄や首の怪我は是非防ぎたい。長く遊ぶためにも。毎日乗れたものにのれなくなる。そんな意味でも防げる怪我は防ぎたい。そう考えています。  それに怪我をしたくないからとスロットルを抑えなくてもすみますよね。プロテクションを固めておけば、臆することなく走れますから。 KTM ネックブレース 価格 82,950円 他、KTMネックブレースADV ⅡMEDIUM 39,757円もあり。 (写真右)250EXC-F用スキッドプレート EXCなどに装着するアルミアンダーガードです。EXCのSIX DAYSモデルに装着されている樹脂製のものでもこわれたりはしません。でも登り切れるか切れないか、というヒルクライムで最後はバイクを投げてしまえる安心感があります。 あるいは、危ない、と思ったときにバイク07をかばって自分が落ちる、ということが無くなります(笑)。ハンドガードもアルミバー入りのブッシュガードのほうがオススメですね。250EXC-F用 スキッドプレート 価格 19,215円

(写真左)KTMネックブレースです。最近、装着する方が増えていますよね。ラリーなどでスピードを出す競技で怪我をする人を見ていますが、手足の骨折は時間が経過すれば直って行きます。しかし、脊髄や首の怪我は是非防ぎたい。長く遊ぶためにも。毎日乗れたものにのれなくなる。そんな意味でも防げる怪我は防ぎたい。そう考えています。 それに怪我をしたくないからとスロットルを抑えなくてもすみますよね。プロテクションを固めておけば、臆することなく走れますから。 KTM ネックブレース 価格 82,950円 他、KTMネックブレースADV ⅡMEDIUM 39,757円もあり。 (写真右)250EXC-F用スキッドプレート EXCなどに装着するアルミアンダーガードです。EXCのSIX DAYSモデルに装着されている樹脂製のものでもこわれたりはしません。でも登り切れるか切れないか、というヒルクライムで最後はバイクを投げてしまえる安心感があります。 あるいは、危ない、と思ったときにバイク07をかばって自分が落ちる、ということが無くなります(笑)。ハンドガードもアルミバー入りのブッシュガードのほうがオススメですね。250EXC-F用 スキッドプレート 価格 19,215円

 

(写真左)ウォーターポンプインペラ 電動ファンは外してしまったりします。電動ファンを使いすぎてバッテリーが上がって、セルモーターが回らないより、オーバーヒートしてラジエターから冷却水がピューと吹いても、飲み物でも良いから入れておけばいいかなと。これまで何度もそんなことをしてきましたが、壊れるようなヤワなバイクではありませんでしたから。250EXC-Fや新しいEXCの場合、パワーが上がっていますので、電動ファンの代わりに、容量アップしたウォーターポンプがあるのですが、交換をお勧めしています。交換すると、オーバーヒート時でもラジエターからの吹き出し方が減少します。価格 12,180円 (SX-F、EXC、EXC-F SX-F 各07年モデル〜11年モデル・適応機種はKTM正規ディーラーにお問い合わせ下さい)(写真右)プログレッシブ・ハンドルバー・ダンピング・システム オススメなのはPHDS、プログレッシブ・ハンドルバー・ダンピング・システムです。オフロードでの腕上がりを効果的に抑えてくれます。長距離でもそうすね。有効です。標準装備のダンピングエレメントが黄色(ミディアム)、オプションで緑(ソフト) 赤(ハード)があります。(価格 各2,310円)を入れ替えると、好みの堅さに変えられます。3時間エンデューロなどではハードがオススメです。価格 24,570円(SX EXC SMR モデル)

(写真左)ウォーターポンプインペラ 電動ファンは外してしまったりします。電動ファンを使いすぎてバッテリーが上がって、セルモーターが回らないより、オーバーヒートしてラジエターから冷却水がピューと吹いても、飲み物でも良いから入れておけばいいかなと。これまで何度もそんなことをしてきましたが、壊れるようなヤワなバイクではありませんでしたから。250EXC-Fや新しいEXCの場合、パワーが上がっていますので、電動ファンの代わりに、容量アップしたウォーターポンプがあるのですが、交換をお勧めしています。交換すると、オーバーヒート時でもラジエターからの吹き出し方が減少します。価格 12,180円 (SX-F、EXC、EXC-F SX-F 各07年モデル〜11年モデル・適応機種はKTM正規ディーラーにお問い合わせ下さい)(写真右)プログレッシブ・ハンドルバー・ダンピング・システム オススメなのはPHDS、プログレッシブ・ハンドルバー・ダンピング・システムです。オフロードでの腕上がりを効果的に抑えてくれます。長距離でもそうすね。有効です。標準装備のダンピングエレメントが黄色(ミディアム)、オプションで緑(ソフト) 赤(ハード)があります。(価格 各2,310円)を入れ替えると、好みの堅さに変えられます。3時間エンデューロなどではハードがオススメです。価格 24,570円(SX EXC SMR モデル)

(写真左)ブレーキパッド(フロント用) SX、EXC用メタルパッド 5,040円 競技専用パーツ (写真右)ブレーキパッド(フロント用)セラミックメタルパッドとオーガニックパッド。レースに使うなら断然メタルパッドです。マッドや砂などでオーガニックは減りが早いです。ブレーキの鳴きには強いですが。価格 3,780円 競技専用パーツ

(写真左)ブレーキパッド(フロント用) SX、EXC用メタルパッド 5,040円 競技専用パーツ (写真右)ブレーキパッド(フロント用)セラミックメタルパッドとオーガニックパッド。レースに使うなら断然メタルパッドです。マッドや砂などでオーガニックは減りが早いです。ブレーキの鳴きには強いですが。価格 3780円 競技専用パーツ