2011年 NEW OFF ROAD MODELへの道 第5回
Machine Impression KTM EXCシリーズ編 その1
試乗コースから知る世界レベルの今。だからKTMはこうなんだ、と思いました!
By うず潮レーシング・池田孝宏レポート

パワー特性やサスペンション設定が、SX-F系とは違ってエンデューロ用になっているので、コンディションが悪くなるほど進化を発揮します! こんな所、楽勝〜〜。トラクション性能はとても高いです。

パワー特性やサスペンション設定が、SX-F系とは違ってエンデューロ用になっているので、コンディションが悪くなるほど進化を発揮します! こんな所、楽勝〜〜。トラクション性能はとても高いです。

オレンジブログ(以下オレブロ):池田さん、エンデューロモデルのインプレッション宜しくお願いします! その前にダカールチャンプ、シリル・デプレとのモトクロスコースのランデブーはどうだったんですか!
池田孝宏(以下池田):ハイ。デプレさんがモトクロスの経験があまりないからラインを教えて欲しい、と話しかけてきたんです。ジャンプを綺麗に飛ぶにはど う走ればいいの? という感じでした。それで色々と説明しようと思ったのですが、とにかく一緒に走るのが早いだろうと。それで私が450SX-Fで走るの で後ろ付いてきて下さい、と伝えました。
オレブロ:それで!?
池田:ところが走り出す直前、彼も依頼されていた撮影のために走ることになり、結局は一緒に走れなかったんですよ。残念! そのあとちょっと転んで怪我し てました。(実はシリル・デプレ、イタリアのサルデーニャ島であったラリー・レースに出る前の肩慣らしでこの試乗会にも来ていたそうです。ちょっと心配し ましたが、3位でフィニッシュをしていました。注)
オレブロ: 2011年のオフロードモデルEXC編、インプレッションを聞かせて下さい。
池田:ハイ。まず、これだけのラインナップを、同じ日に同じコースで試す機会はなかなかありません。それでとっても基本的な事ですが、SX/SX-Fシリーズはモトクロス用として、EXC/EXC-Fシリーズはエンデューロのコースで最適になるように

造られている、足回りやエンジンのフィーリングもそれぞれのコースで最高のパフォーマンスを発揮できるように造り込まれていました。
オレブロ:具体的にはどういうところでしょう?
池田:例えばSX系でエンデューロコースを走ると、スローターンなどでサスの設定の違いから旋回性に違いが出ます。EXC系はサスが良く動くので、荷重移 動がしやすく曲がりやすい。路面コンディションにも合っているから、トラクションを掛けやすい。安心して岩場も行けます。SX系では大ジャンプにも対応し た設定なので、そうしたシチュエーションではバイクが跳ねる傾向にある。ガレ場の強烈な上りをゼロスタートからでもEXCだと行けるんです。前に前に出る 感じです。この特性はPDSのメリットだと思います。しなやかですね。というのも、エンデューロモデル用に造られた試乗コースがものすごい! 絶対に国内 メーカーではしないような場所です。スタックして降りて押したら崖から落ちそうな場所も珍しくありませんでした。一部ものすごいガレガレの場所が用意され ていて、ここでEXCモデルの良さを実感しましたね。丸太を組んだセクションなんてエンデューロクロス的コースでもPDSならばリンクが引っかかる、とい うことがないはずですし。
オレブロ:なるほど。
池田:そんな場所で弾かれないんです。同じ場所をSX系で行くのはシンドイでしょうね。やっぱりジャンプやウォッシュボード対応のハードな設定ですから。
オレブロ:まだまだありそうですが、次回も引き続き願いします!(続く)

モトクロスコース(得意ですから)でこんなジャンプもしてみました。安定感にまったく不安なし。EXCの良さを再確認したところです。

モトクロスコース(得意ですから)でこんなジャンプもしてみました。安定感にまったく不安なし。EXCの良さを再確認したところです。

グラフィックやシート前端に設けたタイムカードポケットなど実戦的装備を加えた250EXC-F SIX DAYS

グラフィックやシート前端に設けたタイムカードポケットなど実戦的装備を加えた250EXC-F SIX DAYS

450EXC 。SIX DAYSモデルも用意される。

450EXC 。SIX DAYSモデルも用意される。

そしてエンデューロコースへ。勢いだけでは走れないシチュエーションがたくさん用意されていましたが、450EXCの扱いやすさと、PDSサスペンションの前に出るようにギャップを超える路面の掴み方にかなり助けられました。同じ場所の下りでのフロントアップでも、コントロールしやすいエンジンでフロントアップも決まります。

そしてエンデューロコースへ。勢いだけでは走れないシチュエーションがたくさん用意されていましたが、450EXCの扱いやすさと、PDSサスペンションの前に出るようにギャップを超える路面の掴み方にかなり助けられました。同じ場所の下りでのフロントアップでも、コントロールしやすいエンジンでフロントアップも決まります。