ヒストリック・モデル第14回
Ponny Ⅱ  1962年から24年。タウンコミューターとして
長く愛された定番モデルの秘密。

1962年から1968年までをPonnyⅡの前期、1969年から1986年までを後期型となるPonny Ⅱ。写真はSuper 4 De Luxe。70年代から80年代初頭の四輪スポーツモデルのアイコン的に使われたデカールのデザインが見て取れる。

1962年から1968年までをPonnyⅡの前期、1969年から1986年までを後期型となるPonny Ⅱ。写真はSuper 4 De Luxe。70年代から80年代初頭の四輪スポーツモデルのアイコン的に使われたデカールのデザインが見て取れる。

エンジン始動は一般的なキックアームを採用しているSuper 4 De Luxe。

エンジン始動は一般的なキックアームを採用しているSuper 4 De Luxe。

ダブルシートの後ろに備える大型のリアキャリアはパッセンジャーのグラブレールとしても機能する。初代Ponnyから引き継ぐボディーラインはPonnyⅡでは小振りになっている。

ダブルシートの後ろに備える大型のリアキャリアはパッセンジャーのグラブレールとしても機能する。初代Ponnyから引き継ぐボディーラインはPonnyⅡでは小振りになっている。

ブレーキ、シフト操作を足でコントロールするのも4速ギアのSuper 4モデルの特徴となっている。

ブレーキ、シフト操作を足でコントロールするのも4速ギアのSuper 4モデルの特徴となっている。

ブレーキ、シフト操作を足でコントロールするのも4速ギアのSuper 4モデルの特徴となっている。

ブレーキ、シフト操作を足でコントロールするのも4速ギアのSuper 4モデルの特徴となっている。

スタイル的に初代のイメージを引き継いだモデルも用意された。前後12インチタイヤを装備する。ペダルスターターはそのまま。ターンシグナルが時代を感じさせる。

スタイル的に初代のイメージを引き継いだモデルも用意された。前後12インチタイヤを装備する。ペダルスターターはそのまま。ターンシグナルが時代を感じさせる。

そして1962年に登場したPonnyⅡ。オーストリア航空の飛行機をバックに撮影された写真には、二人のモビリティーを印象づけるカップルが。

そして1962年に登場したPonnyⅡ。オーストリア航空の飛行機をバックに撮影された写真には、二人のモビリティーを印象づけるカップルが。

1960年に発売されたPonny。2トーンの塗り分けなどゴージャスなエクステリアとテールフィンを持つリアエンドが印象的。エンジンはフットスペースの大半を占領している。その始動はモペッド同様、ペダルを漕いでかけるもの。

1960年に発売されたPonny。2トーンの塗り分けなどゴージャスなエクステリアとテールフィンを持つリアエンドが印象的。エンジンはフットスペースの大半を占領している。その始動はモペッド同様、ペダルを漕いでかけるもの。

街中の移動を楽しく快適に──。コミューターを求める声はKTMにとっても大きなビジネスチャンスでした。創業から4年。1957年には125㏄エンジ ンを搭載した大型スクーターMilrabellを発売。それと同時に50㏄の小型エンジンを搭載した軽快なモペッド、Mecky(Meckyのコンテンツ はこちらから)もリリースしています。大柄なMirabell、コンパク トなmecky。その両者の良さを抽出したモデルこそ、ここに紹介するPonnyなのです。メカニズムコンセプトはモペッド+スクーター。1960年に発 売されたPonnyは、デュアルヘッドライトを備えた特徴的なマスク、テールフィンが生えたようなリアエンドスタイルなど、ゴージャスで伸びやかなデザイ ンを特徴としていました。しかし、フロアボード部分の中央にエンジンを搭載するため、フットスペースはお世辞にも広いとは言えず、1962年にはエンジン 搭載位置を後退させ、フラットフロアを実現したPonny Ⅱへとバトンを渡します。  Ponny Ⅱは基本的なメカニズムを踏襲したまま時代に応じた改良を受け、最終的に1986年まで基本的なスタイルを変えることなく販売されて きました。ワインレッドが印象的な写真のモデルはPonny Ⅱ Super 4 De Luxe。基本を3速ハンドチェンとしたスタンダードモデルとはことなり、フットスペースにヒール&トウシフトペダルを持つ、いわばスポーティーモデル。 二人乗りをするならキビキビ感のある走りを楽しめたはずです。また、シート後部に備えたがっちりとしたリアキャリアもPonny Ⅱ登場以来の定番装備。ここに荷物を満載にして夏休みに冒険旅行に出掛けた人もいたにちがいありません。

わずか50㏄エンジンながら単なるコミューターに留まらない面白さを秘めている点こそ長い販売ライフの源泉だったのではないでしょうか。