“デザートキング”=マルク・コマ、
FMXライダーと砂丘に遊ぶ。

2011年のアブダビ・デザート・チャレンジを、自身5度目となる優勝で終えたKTMファクトリーライダーのマルク・コマ。

ウイップを決めるロニー・レナー。 同じ高度を飛ぶコマのKTM450ラリー。

ウイップを決めるロニー・ラナー。 同じ高度を飛ぶコマのKTM450ラリー。

彼のプロフィールをおさらいしてみると、ダカールラリーの3度の優勝経験はもちろん、ファラオラリー、ラリーORPI(モロッコ)、そしてアルゼンチンのラリー・パンパなど、主要なラリーで多くの勝利を重ねています。2005、2006、そして2007と3年連続クロスカントリー・ラリーシリーズのチャンピオンも獲得。まさに最高にノッているラリーライダーといえるでしょう。

アブダビに戻って優勝の歓びとKTM450ラリーのアジリティーの高さをめいっぱい引き出した満足げな「どや顔」全開のコマ! かっこいい!

アブダビに戻って優勝の歓びとKTM450ラリーのアジリティーの高さをめいっぱい引き出した満足げな「どや顔」全開のコマ! かっこいい!

そんなマルク・コマは、アブダビのラリーを終えた翌日、美しくも砂深い砂丘に向かいました。一緒に出かけたのは、フリースタイル・モトクロスのヒーローで、かつて20m近いハイジャンプの記録を打ち立てたこともあるアメリカ人ライダー、ロニー・ラナー。

コマの卓越したライディングセンスと、KTM 450ラリーがなにも170km/hのスピードで砂漠を疾走することだけに向いているのではない、ということを証明するために。

そう、コマは砂丘の中でエクストリームジャンプを披露したのです。

もちろん、彼の愛車、KTM 450ラリーに乗って。

「ラリーではバイクをいかに路面とコンタクトさせておくか。これがハイスピードを保つ大切なポイントです」

コマは語ります。

「そして、フリースタイルに使用するモトクロッサーと比べてラリー用のバイクは車重もかなり重い。しかもフルタンクで40リットル近い燃料を積んでいる時であれば、なおさら。これこそラリーライダーが好んで飛距離のあるジャンプを飛んだり、あるいは高いジャンプをしない理由です」

バイクへのダメージ、フィジカル的なダメージ、そして着地点がスムーズであるとは限らないラリーのルートで、必要最小限にジャンプをとどめることはサバイバルテクニックの一つでもあるのです。

コマはKTM 450ラリーでジャンプ! 軽くウイップを決めワンハンドオフ。

コマはKTM 450ラリーでジャンプ! 軽くウイップを決めワンハンドオフ。

しかし今日のコマは違います。アブダビとドバイの間にある美しい砂丘まで分け入ったところに絶好のロケーションを見つけます。

きっと、最初に始めたのはロニー・ラナーだったのでしょう。しかし、コマが飛ぶ姿を見たFMXでX-GAMEのゴールドメダリストでもあるロニー・ラナーも驚くことになったのです。

「私もマルク・コマのバイクに乗せてもらいました。傍目にはひどいものだったでしょうね(笑)。とにかくKTM450ラリーには驚きました。そのスピードは驚異的。そしてFMX用のバイクと比較すれば、その乗り味はハードそのもの。それであんなジャンプをするなんて。コマもあのKTM450ラリーも本当に驚きです」

砂丘の斜面を使ったコマのジャンプは飛距離15m、高さは6mに及んだといいます。

「目が釘付けになったよ」とロニー・ラナー。

その様子をどうぞ写真でお楽しみ下さい!

そしてダブルキャンを決めて、ロニーが上げるダストの雲の上を飛んで行くコマ。

そしてダブルキャンを決めて、ロニーが上げるダストの雲の上を飛んで行くコマ。