2010 FIM ENDURO WORLD CHAMPIONSHIP
──エンデューロの世界、奥まで見てきました──
小池田 猛 世界エンデューロ選手権を振り返る。第2回
「サポート面でKTMの存在感は大きかった!」

テスト区間を攻める。雨は止んでいるがその路面コンディションは推して知るべし、マッディーな状態が続く。

テスト区間を攻める。雨は止んでいるがその路面コンディションは推して知るべし、マッディーな状態が続く。

オレンジブログ(以下オレブロ):前回に引き続き小池田選手にお話を聞いていきたいと思います。
小池田 猛(以下小池田):とにかく丁寧に冷静に走る必要がありました。クールに行かないとワナに引っかかる。タイムを出すのが難しいと思いました。オン タイム制のエンデューロは走る時間が指定されています。ですから走っている途中でバイクのトラブルを修復している時間はロスになる。一日の走行が終わって パルクフェルメに入れるまでの、バイクをメンテナンスに割く時間まで指定されています。ですからそこでも明日のために整備する時間、タイヤを交換する時間 だけで目一杯。今日壊した部分を直すなんてことに時間を使っていたら、それだけで勝負にならない。もう、ノートラブルを大前提としたタイムテーブルの中で 厳しいコースを一日6時間、それを二日間走る。1クラス20台、全部で120台ほどの参加がありましたが、誰との戦いというより本当に自分との戦いに終始 しすることになります。
オレブロ:それを世界レベルの厳しさで競うと。
小池田:そういうことになります。
オレブロ:コースの厳しさ以外にも不安はありませんでしたか?
小池田:スタート地点がサッカー場だったのですが、そこをスタートして最初のスペシャルテストの場所まで移動します。ルートはコースマークで指示されてい ますが、最初の30分ぐらいでしょうか。1本目のスペシャルテストのコースまでずっと一人だったので焦りました(笑)。これで合っているのかな? と。
一番心強かったのはKTMのサポートがあったことです。精神的にはとっても助かりました。ヨーロッパのエンデューロ、しかも世界選手権のスポーツ性の深 さ、そこに根付いているメーカーだなと。サポートを受けたので、適切なアドバイスも受けられました。それにライダーが行う走行後のメンテナンスも、ヘル メットを取る時間も惜しんでメンテナンスをするとき、KTMの整備性の良さ、使っている工具の少なさなど、なるほどスムーズにできる、とあらたためて感心 しました。 

オレブロ:今年、初めてKTMを走らせている小池田さんですが、昨年のG450Xとの比較ではいかがでしょうか。
小池田:やっぱりメーカーとしての、エンデューロを始めオフロードの経験値の深さを感じます。バイクの造り方、ライダーのサポート体制などを含め世界戦にいって再確認した感じです。
オレブロ:これまでも世界でのレース活動をしてきた小池田さんですが、比較していかがでしたか?
小池田:かつてAMAスーパークロスやナショナル、全日本MXのオフにアメリカのフロリダで行われたG.N.C.C.に3年続けて参戦した経験もあります。もちろん、それらとも違った戦いでした。世界の頂点でのレースですから。本当に良い経験になりました!
オレブロ:そうした小池田さんの経験、あるいはレース会場でKTMならでは、のサポートをKTMユーザーなら誰でも受けられるチャンスがありますよね。
小池田:ハイ。J.N.C.C.の会場に用意されているKTMビレッジというパドックでのユーザーサポートをKTM JAPANも行っています。そこではセッティングのこと、走り方など質問にもお答えできます。是非活用してほしいと思います。
オレブロ:オレンジのホップアップテントがそのブースなんですね。オレビレ? じゃ語呂がわるいので、やっぱり KTMビレッジと覚えて下さい! これは是非活用していただきたいですね。
そういえば今後KTMは450㏄によるワークスマシンでダカールラリーなどのクロスカントリーラリーを戦う、というリリースを出しましたが小池田さん自身ラリースポーツに関心はありませんか?
小池田:モトクロス、エンデューロでこのクラスを走っているので関心がない、といえば嘘になりますね。いろいろなことにチャレンジはしたいと考えています。
オレブロ:お時間有り難うございました!

乗り慣れた450EXCで世界エンデューロ選手権に挑んだ小池田選手

乗り慣れた450EXCで世界エンデューロ選手権に挑んだ小池田選手

定番となった丸太、タイヤのセクションもスムーズに超えて行く。

定番となった丸太、タイヤのセクションもスムーズに超えて行く。

周回を重ねるごとにドロが450EXCを染めて行く。

周回を重ねるごとにドロが450EXCを染めて行く。

洗車機待ち? の小池田猛。愛用のウエアも泥だらけ。

洗車機待ち? の小池田猛。愛用のウエアも泥だらけ。

タイムテーブルを記載したカードをハンドルバーに取り付けて走る。

タイムテーブルを記載したカードをハンドルバーに取り付けて走る。

メンテナンスのためにピットに450EXCを収める小池田選手。ウエスで拭かれたゼッケンプレートが激闘をしのばせる。

メンテナンスのためにピットに450EXCを収める小池田選手。ウエスで拭かれたゼッケンプレートが激闘をしのばせる。

世界チャンピオンの経験もあるジョバンニ・サラとともに。

世界チャンピオンの経験もあるジョバンニ・サラとともに。