NEW RC8R TEST in VALENCIA 第1回
ニューRC8R、テスト・ライディングへの道。

2010年フォーミュラー1世界選手権のドライバーズタイトルを手中に収めたセバスチャン・ベッテル。彼がKT製のATVとRC8Rオーナーであることは前回お伝えしたとおりです。

パドックにたたずむ2011年モデルRC8R。明日のサーキットライドを静かに待ちます。

パドックにたたずむ2011年モデルRC8R。明日のサーキットライドを静かに待ちます。

そんな彼も愛用するRC8Rの2011年モデルのプレスローンチがスペイン、バレンシア・サーキットを舞台に行われるのです。これは行っておかないと。

スペイン、バレンシアへの旅は午前1時、羽田空港から始まりました。東京からパリのシャルルドゴール空港に飛び、トランジットの後、バレンシアへ。到着直前、地中海に面した空港に旋回しながらアプローチする飛行機の窓からは、ラグーンにきらめく眩しい太陽!

空港から宿泊地であり、新型のRC8Rの開発意図などのプレゼンテーションが行われる会場のホテルまで移動し昼過ぎに到着です。いったい羽田から何時間かかったか、ですか? 到着したときは忘れることにしています。そうしないと途端に眠たくなったりしますから。

ホテルのエントランスにはKTMのフラッグがはためき、エントランスに入ると新型RC8Rが鎮座しています。

オレンジが眩しい! ホワイトとのコントラストが印象的なRC8R。

オレンジが眩しい! ホワイトとのコントラストが印象的なRC8R。

荷物を部屋に入れて、夕方から始まるプログラムまでまだ時間があります。天気は最高、気分も上々、そこでバレンシアの旧市街エリアにランチへと出掛けたのです。20分ほどタクシーで走り到着したそこには地中海の潮の香り。さっそく海沿いのレストランに陣取り、野趣溢れる味のトマトのサラダや、ゆでたムール貝などを注文。日向のテーブルはTシャツ1枚でもいいぐらいの気温です。オリーブオイルとともにサーブされたパンがまた美味しいこと……。あまりの至福感に頭がボーっとしてきます(ただの時差によるものですが)。

そしてパエリアが登場。大きなパエリアパンに少し芯があるお米と魚介味の強めの塩味。すいませーん、飲み物おかわり下さい! と、お店の術中にすっかりはまるのでした。

食後、レストランの外に出て海岸線にある遊歩道を歩けば、すぐそこは地中海。アメリカズカップの開催地でもある港がすぐ隣にありました。港には豪華なクルーザーやメガヨットが係留され、セレブな香りただよう光景が広がっているのです。そしてそのベイエリアの公園の中の道路、どこかで見覚えが……。そうなんです。海のF1、アメリカズカップの母港となるこの地は地上のF1、バレンシアグランプリの市街地コースの一部でもあったのです。

RC8 、1190 ,、そしてRの文字。艶のあるボディーパネルが新鮮。

RC8 、1190 ,、そしてRの文字。艶のあるボディーパネルが新鮮。

前置き長くなりましたが、ここでセバスチャン・ベッテルとつながるのです。彼も走ったF1コースを散歩できるなんてスゴイ! 太陽の国ですね、スペイン。

太陽が西に傾き始めた頃、バレンシアの海岸に吹く風にすっかり和み、日本時間がそろそろ深夜なんて忘れそうな午後でした。

さ、ホテルに戻って新しいRC8Rについて開発者達の声をしっかり聞く事にしましょう!(続く)