子供たちへのクリスマスプレゼント その2
おめでとう! セバスチャンらしいパレードをKTMがエスコート。

前回、KTM製のスポーツカー、X-BOWにミハエル・シューマッハと共に、RACE OF CHAMPIONS 2010で行われた国別対抗戦、ネイションズカップで優勝を遂げたチーム・ジャーマニー。その一員として参加したセバスチャン・ベッテルのお話をしました。

迫力あります! サスペンションはフロント275mm、リア272mmのストロークを持っています!

迫力あります! サスペンションはフロント275mm、リア272mmのストロークを持っています!

ご存じの通り彼は2010年FIA フォーミュラー1世界選手権のドライバーズタイトルを獲得した世界一速いドライバーです。しかも史上最年少チャンピオンという話題まで付いてます。ちなみにF1最年少チェンピオンの歴史を直近数名のみ紹介します。
まず時計は38年前に戻ります。1972年、ブラジル人のエマーソン・フィッティパルディがロータスチームに在籍中に、サー・ジャッキー・スチュワートとの戦いを制し、25歳273日で獲得。それから33年間この記録は守られました。
そしてぐっと最近、2005年ミハエル・シューマッハとの激闘でもぎ取ったスペインの英雄フェルナンド・アロンソが24歳58日で記録を塗り替えます。
アロンソの更新から3年後の2008年。イギリス人のルイス・ハミルトンがその記録を更新します。23歳300日。皮肉にも2007年シーズンはフェルナンドとマクラーレンチームで色々あった二人の間でこの記録が動いたカタチになります。
そして2010年。最終戦の最終ラップ、トップフィニッシュしてなおライバルの順位によってチャンピオンの行方が左右されるという激戦のシーズンを制したのがセバスチャン・ベッテルでした。ご存じのとおり彼はこれまでもことごとくF1の最年少記録を塗り替えてきた人です。初入賞、初ポールポジション、初表彰台登壇、初優勝等々……。

そのセバスチャン・ベッテルが去る11月27日、ドイツの首都、ベルリンのブランデンブルグ門の前でF1チャンピオン獲得の祝賀パレードを行いました。当日、あいにく寒い曇の天気だったにもかかわらず、一目彼を見ようと多くのファンが集まりました。その声援に応える彼がドライブしているのがKTM製ATV(オール・テレーン・ヴィークル)です。

KTMではヨーロッパや北米などに輸出しているこのATV、マッティグホーフェンの本社工場で年間800台ほどを生産しているとのことです。北米などオフロードマーケットで大きなシェアを誇る4WDのATVではなく、SXとXCという2タイプの後輪駆動のオフロードスポーツ用ATVは、世界中のエンスージアストを熱くしているのはいうまでもありません。

チャンピオンの凱旋。「みなさん、ありがとう!」でも、実は先導するエクストリームライダーのトリックライドに興味を引かれるベッテル・・・・。

チャンピオンの凱旋。「みなさん、ありがとう!」でも、実は先導するエクストリームライダーのトリックライドに興味を引かれるベッテル・・・・。

ベッテルの母国ドイツでも525XC ATVを販売していて、実は彼もそのオーナーの一人です。余談ですがヨーロッパでATVにとって大切なのはなんとストリートリーガルであることだそうです。というのも、走る場所が限られることもあり、オフロードからオフロードまで公道を通ってつなげることが楽しむ一つの技だとか。ベッテルが乗るATVにもウインカーが装着されています。

で、エクストリーム、やっちゃいました。タイヤ回っているので走ってますね(笑)。

で、エクストリーム、やっちゃいました。タイヤ回っているので走ってますね(笑)。

ATVってバイクより大人しそう、ですか? いえいえ、こう見えてスゴイです。かなりガッツのある走りをします。こちらでご確認下さい。この映像に出てくるレースは1987年から始まったATVの耐久レースで、今年24回目を迎えた伝統の一戦です。大会名はMAXXIS 12H PON DE VAUX 2010 MONDIAL DU QUAD。フランス、ポン・ド・ヴォーにある3.750キロのダートサーキットで行われたこのレースに参加したアメリカチームのサマリー映像です。
リザルトを見るとKTMチームは合計220ラップ周回。合計825キロを走行。その平均速度は67.574km/hで(トップとは5ラップ差でした)参加108チームで総合8位。12時間12分31秒16を駆け抜けています。

そんなATVをどのようにベッテルは楽しんでいるのでしょうか。
気になります。そんなベッテル、ATVだけではなくRC8Rのオーナーでもあります。やっぱりRC8R RED BULL RACE REPLICAなのでしょうか。今年、IDMでマニファクチャラータイトルを手中に収めたRC8Rですから、F1の若きチャンピオンのお眼鏡に適ったのかもしれません。

そんなセバスチャン・ベッテルにグッドニュース。RC8Rに2011年はニューモデル登場です。オレブロではすでにニュースをお伝えしましたが、その情報を彼に届けるべく(いえ、皆様にお届けすべく)オレブロもRC8Rのニューモデル試乗会が行われたスペイン、バレンシアに飛びました。そこでも我々はF1(大袈裟)とゆかりの場所に出会うのでした。それは……。
次回以降のオレブロをお楽しみに!