11月13日、14日に行われた、
OFF ROAD BIKE PARTY 2010 Ride is Life @ プラザ阪下は
最高に面白いレースイベントでした!!

日本初開催となった“Red Bull Rocks & Logs”。文字通り岩や丸太を越えていく。モトクロスライダー、エンデューロライダー、トライアルライダーたちがエントリーする。スタート直後の“Red Bull”の巨大バルーンの中をジャンプで越えていく。

日本初開催となった“Red Bull Rocks & Logs”。文字通り岩や丸太を越えていく。モトクロスライダー、エンデューロライダー、トライアルライダーたちがエントリーする。スタート直後の“Red Bull”の巨大バルーンの中をジャンプで越えていく。

11月13日、14日に大阪府河内長野市にあるオフロードコース、プラザ阪下において“OFF ROAD BIKE PARTY 2010 Ride is Life ”が開催されました。

KTMブースには990ADVENTUREと990SM-Tのほか、2010年MX1クラスで世界チャンピオンに輝いた350SX-Fの市販モデルも展示された。

KTMブースには990ADVENTUREと990SM-Tのほか、2010年MX1クラスで世界チャンピオンに輝いた350SX-Fの市販モデルも展示された。

このイベントに2010年、JECとJNCCのダブルタイトルを勝ち取った小池田猛選手などKTMライダーが参加したほか、国内を代表するエンデューロ、モトクロス、トライアルのトップライダーが集合。会場に出展したKTMブースには、ご好評をいただいている「「TOURING PACKAGE Campaign」の装備を施した990ADVENTUREと990SM-Tを展示したほか、2010年MX1クラスで世界チャンピオンに輝いた350SX-Fの市販モデルも展示され、触れて頂くチャンスを楽しんで頂きました。

このイベントは2010年のエルズベルグロデオで活躍した田中太一さんが企画運営に関わったもの。オフロードの競技性の面白さ、アスリートであるライダーの美しさと、なにより多くのプロフェッショナルが持つ本物のパフォーマンスを間近に、しかも多くのジャンルを一同に楽しめる2デイズだったのです。さてその内容とは……。

(写真左)今回のレースイベント“OFF ROAD BIKE PARTY 2010 Ride is Life ”の企画・運営に大きく関わり、そして選手として出場した田中太一さん。予選直前まで、「もう少し岩を入れた方がいいんじゃないか?」とコースレイアウトのチェックをしていた。(写真右)コーナーには扇形にレイアウトされた丸太が敷かれている。フロントが取られ転倒者続出。

(写真左)今回のレースイベント“OFF ROAD BIKE PARTY 2010 Ride is Life ”の企画・運営に大きく関わり、そして選手として出場した田中太一さん。予選直前まで、「もう少し岩を入れた方がいいんじゃないか?」とコースレイアウトのチェックをしていた。(写真右)コーナーには扇形にレイアウトされた丸太が敷かれている。フロントが取られ転倒者続出。

コースがコンパクトだからどこからでも楽しめる。

コースがコンパクトだからどこからでも楽しめる。

“Red Bull Rocks & Logs”にエントリーしているKTMライダーの田中太一選手と小池田 猛選手。

“Red Bull Rocks & Logs”にエントリーしているKTMライダーの田中太一選手と小池田 猛選手。

■day 1

11月13日。会場では一般参加型エンデューロ、「JEC presents RIDE! RIDE! RIDE!」やスーパークロスのプラクティス、ミニモトクロスのプラクティス&予選など、イベントが進行していきます。また、国内初開催となる本格的なエンデューロクロス、“Red Bull Rocks & Logs”のプラクティスラン&タイムトライアルも行われました。
このイベントには、モトクロス、エンデューロ、スーパーモト、トライアル界からトップライダー達が参加して行われ、70メートル×40メートルという特設エリアに岩と丸太を中心にヒューム管、巨大タイヤ、そしてダブルジャンプなどで組まれた、障害物をレイアウト。まるでスタジアムトライアルのエンデューロ版と言えるもの。
そしてここで「いったいオフロード最速はだれ?」をめぐってバトルを繰り広げたのです。

夕方からは“Red Bull Rocks & Logs”のタイムトライアルが行われ、観客も大盛り上がり。

夕方からは“Red Bull Rocks & Logs”のタイムトライアルが行われ、観客も大盛り上がり。

今シーズン、JECとJNCCのダブルタイトルを勝ち取った小池田 猛選手が予選ラウンドを走る。だが、残念ながらベスト16で敗退。このレースの難しさが分かる。

今シーズン、JECとJNCCのダブルタイトルを勝ち取った小池田 猛選手が予選ラウンドを走る。だが、残念ながらベスト16で敗退。このレースの難しさが分かる。

会場はコースと観戦エリアが近く、どれも各カテゴリーの面白さがダイレクトに伝わってきます。中でも午後4時過ぎに行われた“Red Bull Rocks & Logs”のタイムトライアルで、観客は最高潮を迎えます。32名のライダーが1名ずつコースインし、計測をするというもの。プロライダー達ですらミスを誘発する難セクションてんこ盛りのコースには、180度右ターンに設けられたロックセクションや、長さ50センチほどに切りそろえられた直系20センチから30センチほどの丸太が無秩序に並ぶログプールなど、数々のドラマを予感させる障害物がライダーに襲いかかります。しかし、シュアなライディングと爆発的な速さでトップタイムを叩き出したのはモトクロスライダー、田中教世選手。ただ一人48秒台を叩き出す速さとモトクロスライダーならではのビッグアクションに観客も熱狂。
会場となったプラザ阪下は南海高野線、近鉄長野線の河内長野駅から200メートルという利便性も手伝い、二日間で延べ2000名の来場。13日夜に行われたナイトパーティ、Energy Nightを含めオフロードバイクパーティーと呼ぶにふさわしいものでした。

■day 2
シャトルバスやクルマで会場に訪れる人が増えた14日。朝一番のプログラムはスーパークロスの予選。プラザ阪下のコースでライダー達は見事な空中戦を繰り広げます。その迫力のシーンを楽しんだあとはT-1 Grand Prix 。これは4つのセクションで競われるトライアルコンペティションで、制限時間の延長や後退も可能と、だれもが解りやすいルールで最高峰クラスのトラアルテクニックを目の当たりにできるというもの。巨大な壁、サンド、ロッキーセクションで繰り広げられる信じられないトライアルライダーの妙技にセクション目前で観戦するオーディエンスからは白昼とため息が向後に聴かれる迫力のあるものでした。午前午後に合計8セクションで競われました。

ロックセクションでは転倒者続出。ゼッケン074の田中選手はトライアルで培ったテクニックでパスしていく。

ロックセクションでは転倒者続出。ゼッケン074の田中選手はトライアルで培ったテクニックでパスしていく。

プールもあり。前日は飛び越えられたが、決勝当日は微妙な修正が行われ、モトクロス選手といえども飛び越えることが出来なくなった。

プールもあり。前日は飛び越えられたが、決勝当日は微妙な修正が行われ、モトクロス選手といえども飛び越えることが出来なくなった。

そしてミニモトスーパークロスに続き、いよいよ “ Red Bull Rocks & Logs“のファイナリストを選ぶ4本のトーナメントが始まります。
30人の各カテゴリーから集まったライダーに、JEC presents RIDE! RIDE! RIDE!で優勝したライダーを加えた32名が、一周約400メートルの間にロック、丸太、巨大タイヤなどで組まれた障害物セクションをクリアしながら戦うこのレースに挑みます。トーナメント1回戦は3ラップで行い、上位4名がセミファイナルに進む、というスリリングなもの。13日のプラクティス、タイムトライアル時に出来上がったロックセクションの轍は綺麗にならされ(正確には轍に岩を入れ直し)、5メートルほどのログプール手前に丸太を一本追加したことにより、さらに難易度アップ。
そのトーナメントのスタートは、8台横一列二並びスターティングマシンを用いたもの。まるでモトクロスのスタートのように一斉に加速する緊張がたまりません。

スタート直後はタイムトライアル同様モトクロスライダーがスピードで圧倒するのか、と思われたものの、8名同時スタートでベストラインを描くのが難しくなったライダー達は、新に加わった難所や罠に文字通り足を取られます。
その罠にエンデューロチャンピオン、小池田猛さんも捕まり予選敗退という番狂わせも。タイムトライアルではシュアに50秒783をクレバーな走りでマーク。田中教世選手の48秒117には及ばないものの、4番時計を叩き出していただけに残念。一度リズムを崩すと挽回のチャンスが難しいとい僅か3ラップ勝負だけに観客もライダーも真剣そのもの。
32名が16名に絞られ行われたセミファイナルではラップ数が4周に増え、むしろチャンス増大を喜ぶライダーが多いのでは? と思いきや、実はプロのライダーにっとてもタフなコースで、体力的にかなり厳しく、スタート前に入念に腕をマッサージする姿が。結果的に序盤攻め続けたライダーが終盤のロックセクションや丸太越えセクションでバランスを崩したり、スタックしたりするシーンが増えていきます。
そんな中、JEC presents RIDE! RIDE! RIDE! からの一般参加者だった河津浩二選手が着々とベスト8入りを果たし、会場を沸かせるシーンも。

表彰台の一番高いところに立ったKYMライダーの田中太一選手。

表彰台の一番高いところに立ったKTMライダーの田中太一選手。

そして始まった決勝ヒート。8名6ラップによるファイナルラウンドは、ライダー達の意地もさることながら疲れとの戦いも加わり、見応えも充分。2000名の観客の視線がレースの成り行きに注がれます。
3位、2位、1位とラップを重ねるごとに順位を上げた稲垣佳樹選手と激しいバルトを繰り広げた田中太一さん。
最終コーナーを兼ねたロックセクションでスタックしたバイクを含め5台の争いから抜け出した田中太一さんが首尾良く稲垣佳樹選手をパス。初の試みとなった“Red Bull Rocks & Logs”のウイナーに愛車のKTM250EXC-Fとともに輝いたのです。
この“Red Bull Rocks & Logs”の表彰式で田中太一さんは「このコースではトラアルライダー有利かとも思いました。しかしタイムトライアルを始めると想像以上にモトクロスライダーが速かった。レース中はハンドルが当たったりして強引な追い越しもしたけれど、ライダーだからどうしても勝ちたかった」と嬉しさを爆発させました。
と同時に、イベントにやってきた観客の皆さんへの感謝やイベント開催への関係者への感謝の言葉もわすれない田中太一さん。彼が描いたオフロードバイク、オフロードライダー、そしてプロフェッショナルな走りを見て感じて楽しんで欲しい、という狙いは見事に観客達の心に伝わったのでした。

KTMジャパンのシャノー社長と喜びを分かち合う。

KTMジャパンのシャノー社長と喜びを分かち合う。