本社アッセンブリー工場 第1回 
オレンジ魂の故郷。ファイナルアッセンブリーラインを知る。

ここがKTMモーターサイクルの故郷。およそ180名が働いている。

ここがKTMモーターサイクルの故郷。およそ180名が働いている。

ジャスト・イン・タイムで届いたパーツをラインに必要分をデリバリーする

ジャスト・イン・タイムで届いたパーツをラインに必要分をデリバリーする

届いたパーツを開けると中からその日工場で使うLC4系のエキゾーストASSY.が出てきた。

届いたパーツを開けると中からその日工場で使うLC4系のエキゾーストASSY.が出てきた。

綺麗に箱に収められた排気系のパーツ。多くの運搬用ケースがリターナブル。省資源を実践している。

綺麗に箱に収められた排気系のパーツ。多くの運搬用ケースがリターナブル。省資源を実践している。

READY TO RACEを形作る分子はこのように美しいのです!

READY TO RACEを形作る分子はこのように美しいのです!

中にはこうした純正パーツの箱に収まった状態でラインに届けられるものもある。

中にはこうした純正パーツの箱に収まった状態でラインに届けられるものもある。

オーストリア・オーバーエスタライヒ州マッティグホーフェン。町の中心地から車で5分ほどの距離にあるKTM本社。オレンジ色が印象的な本社社屋の1階にあるのがKTM製モーターサイクルの組み立てラインです。
この工場の稼働時間は朝5時45分から午後2時まで。稼働日には1日に何百というトラックからパレットに積まれたパーツが運び込まれます。その数2万 7000点ほど。多くのパーツサプライヤーがこの工場から100キロ圏内にあり、同じパーツを二つ以上のサプライヤーに振り分けていることで、安定供給の 確保をしています。エクセルリム、ユアサバッテリー、ケーヒンなど日本からもパーツは届きます。4週間の時間を掛けてこの地に届く日本製パーツはモデル よっては全体コストの20%を占めるなど、点数が少なくともKTM製のモーターサイクルにとって重要度のあるものばかり。
ジャスト・イン・タイムでサプライヤーから部品は供給され、いったんストックヤードに保管された後、必要な分をラインへと供給してゆきます。 日本のロジスティックシステムに学ぶべき点が多いと考えたKTMは、いわゆる“カンバンシステム”を採用し、組み立て作業箇所それぞれに必要なパーツの 数、パーツの形状を示すものを明示することで、より効率的な生産をしているのです。

この工場には4本のラインがあり、生産計画によって稼働しています。例えばミニモトクロッサーならばラインオフは2分に1台、RC8などのより工数の多い モデルでも10分弱でラインオフするペースで作業を進め、一日に400台の生産を可能にしています。スペックは効率的ですが、ラインでは「人が主役」が KTM流です。次回はラインを実際にながめていきましょう。(続く)