| 2009年6月15日 |
モダン2ストロークによる未来の“Ready to Race”
2ストロークエンジンを搭載するスポーツモーターサイクルは、KTM史を通じて重要な役割を果たしてきた。KTM最高経営責任者(CEO)のステファン・ピエラは、この伝統に則り、とりわけモータースポーツや次世代のレーシングライダー育成において、今後ともエフィシェントモーター理論 -- 効率的エンジン理論 -- を推進する、とコメントした。
“メイド・イン・オーストリー”を代表するスポーツモーターサイクルメーカーであるKTMは、今後とも2ストロークテクノロジーにコミットする。CEOのステファン・ピエラは、軽量パワーユニットの可能性を明確に捕らえ、これからもこのエンジンテクノロジーの発展熟成を図る、と語っている。
コストと効率
「2ストロークエンジンが、KTM史において重要な役割を果たしてきたことは明らかであり、将来もこの伝統に変わりはないでしょう。たとえば、次世代のオフロードライダーは、我々がターゲットとする消費者層の中でも特に影響力が強いグループです。このグループにとって、2ストローク以上の効率とコストを提供するパワーユニットは存在しません。このため、我々は将来もこのテクノロジーを進化熟成させることに一切の躊躇いを覚えていないのです。2ストロークエンジンの可能性は、枯渇していません」とピエラCEO。「現在、オフロードモーターサイクルのほぼ半数に2ストロークエンジンが搭載されています。つまり、昨年だけでも20,000人以上のお客様が2ストロークモデルを選択したことになり、このテクノロジーには需要があることを如実に表しています。特に若いオフロードライダーには、2ストロークの存在が非常に重要です。彼らはできるだけ長い時間モーターサイクルに跨り、トレーニングに励みたいと思っています。同時に彼らは、何にお金を使うべきかをハッキリと認識しているようです」。
エクストリーム・エンデューロのファーストチョイス
ピエラCEOは、次のように続ける。「2ストロークテクノロジーに頼らざるを得ないモータースポーツカテゴリーが存在します。その好例が、このところ急激に人気を高めているエクストリーム・エンデューロです。また、国際モーターサイクル連盟(FIM)は、MX1/MX2モトクロス世界選手権には、来シーズンも2ストローク・125ccのジュニアクラスが組み込まれることを発表しました。FIMの決定を歓迎します」。
あくまで“一兎を追う”戦略
KTMは、中期的に見て、市場にはさまざまなエンジンコンセプトが登場して当然であるとの立場を取っている。「しかしながら、KTMが“二兎を追う”ことはありません。近い将来も、高度に進化した2ストロークは、モダン4ストロークと同レベルのカスタマーを獲得できるでしょう。同時に、まったく新しいエンジンも登場すると予想しています。たとえば、この2年以内に、電気モーターを搭載するスポーツ・エンデューロが登場すると思われます。新たなテクノロジーは、全メーカーに絶好の機会をもたらします。パワーユニットのバリエーションが拡大し、市場の専門性がいっそう高まり、ニッチ化が促進されるでしょう」。
ピエラCEOは、熱心なモータースポーツファンとしても知られており、「KTMにおいては、将来も2ストロークがモデル戦略と一体不可分の関係を保っています。我々はすでに、特殊プロジェクトグループの枠組みにおいて、これまで以上にパワフルで、静粛性が高く、環境に優しい2ストロークスポーツモデルの開発に着手しています」と強調する。 |
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